山田孝之×白石麻衣(乃木坂46) 衝撃の初対談!<br />なぜ今『闇金ウシジマくん』は“終わる”のか? |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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山田孝之×白石麻衣(乃木坂46) 衝撃の初対談!
なぜ今『闇金ウシジマくん』は“終わる”のか?

映画『闇金ウシジマくん Part3』の公開を記念し、作品に出演するメインキャストふたりが魅力を語り尽くす!

写真を拡大白石麻衣 1992年8月20日、群馬県生まれ。『Ray』の専属モデル、『LARME』のレギュラーモデルを務める傍ら、、女優としてもドラマ『初森べマーズ』や『劇場版BAD BOYS J-最後に守るもの-』などに出演。乃木坂46の最新シングル『裸足でSummer』に、初のソロ曲「オフショアガール」が収録されている。

 

「昔は閉じていたけど、最近生きることに前向きになって他人に興味が出てきた」という、山田の突然のインタビュアー化で場が和む。白石の指摘どおり、ウシジマを演じるときとは全くの別人だ。そして彼女も、今回は普段とはひと味違う役柄に挑んだ。

 

白石 『Part3』で私が演じているりなは、夢を追いかけるタレントさん。最初はもっとおとなしい子だと思ったんですが、前向きで積極的で、お金を見ると若干フラっとしてしまう感じですね主導権を握って行動を起こす場面もあるし、言葉も強めで上からだから、現場で監督さんとお話ししながら軌道修正しました。お芝居の経験の少ない私が、真逆のキャラクターを演じるのは難しかったけど、もっとお芝居したくなりましたね。

 

クランクイン初日、覚えてきたセリフが現場で全部変わり、一瞬のパニックの後に「これは乗り越えるべき試練だ!」と腹をくくったと笑う白石。これは山口監督のあるあるネタのようだが、ウシジマはキャラクターの性質上その“被害”に遭いにくいそう。

むしろウシジマ独特の間で俳優陣の動揺を拡げ楽しんだ様子すらある。試写を見た白石が、「内容は重いのにカウカウファイナンスは楽しそうでいいなと思っちゃった」と語る面白さは、そんなプロ同士の自由さから生まれたのかもしれない。

 

山田 お金、人間関係、上昇志向…観る人が自分に置き換えていろいろ考えられる作品と信じてやってきました。最初に原作を読んだとき、僕、重すぎて4巻で本を置きました。でもそのくらいヘヴィな闇が実社会にもあるし、映像ならではのポップさを活かして観やすく楽しく間口を拡げられた実感があります。だから、そろそろ終わらせてもいいのかなと思いました。

 

そう、この名作は、ドラマ『Season3』、白石が出演している映画『Part3』、そして10月22日(土)より公開される映画『ザ・ファイナル』の3連作で終わることになっている。それも、山田自身の提案で。

 

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